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旧山口邸は、鹿沼地区に残っていた古民家を令和3年に豊沢地区のフォーラムビレッジに移築再生しました。
明治41年に当時の山口家当主が建築した住宅で、築113年の建築物です。 現在では蓄積量が極めて少ない貴重な木材であり日本では古くから病魔をはらい、 寿命を延ばす「延寿」の木として親しまれてきた「エンジュ」が使用されている貴重な遺構です。 土間部分を飲食店、住居部分の一部を民泊施設「真鹿」として営業されています。
移築前
移築後

越前型民家(福井県)

「二重梁構造」

移築工事の様子

外壁を取り外した後の様子
部材の回収
解体前の「二重梁」
再建後の「二重梁」

移築再生の記録動画

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厚真町では平成25年から古民家移築再生整備事業を行い、町内に残る農家住宅の構法やしつらえ、間取りを建築当時の姿に近付けて移築し、交流施設として活用できるように整備しています。

「真鹿」Concept

海や山などの豊かな自然と歴史的に交易の場として発展を遂げてきた厚真町。私たちが古民家で行う“コト”には新たに交易の場を作りたい。そんな思いが込められています。

12名様迄宿泊可能な貸切宿と厚真町の放牧豚、北海道の蝦夷鹿、健康的に育てられた放牧牛を使用したハンバーグと共にお待ちしております。

町内4つの古民家

01
旧畑島邸
富山県
越中造民家
1910年(明治43年)先に入植していた福田林造氏の村外転出に伴い、当時の当主であった畑島吉次郎氏が家屋の譲渡を受け、現在の朝日地区厚真川付近に移築したのが旧畑島邸です。
02
旧山口邸
福井県
越前型民家
明治41年建築の木造平屋建、越前型の間取りの特徴である8畳4間の意匠を残した農家住宅です。浄土真宗が盛んで格式が高く扱われる上層の越前地方住宅の特徴である、仏間の上手に仏壇の間、座敷の奥に僧侶が休憩する坊主の間が設けられていることから、この住宅も農家住宅の中でも上層のものです。
03
旧幅田邸
富山県
越中造民家
幅田邸は、令和4年度に朝日地区から豊沢地区の環境保全林内に移築再生しました。明治34年ごろから3年をかけて当時の幅田家当主が建築した住宅で、築約120年の建築物です。
04
旧木澤邸
富山県
越中造民家
2018年9月に起きた北海道胆振東部地震で、軽舞地区に位置する「旧木澤邸」という古民家が全壊しました。その後、この古民家の古材の寄付を受け、軽舞遺跡調査発掘事務所(元軽舞小学校)内で、梁組を復元した広間を再現しました。この広間は現在、一般に展示・公開しています。