北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における情報伝達や行動について

北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し、平成28年8月以降、弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）内に落下する事案も起こっています。

万が一の事態に備えるため、国からの情報伝達方法や弾道ミサイル落下時の行動について確認しておきましょう。

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する場合、弾道ミサイルは極めて短時間で飛来することが予想されます（平成28年2月7日に北朝鮮西岸の東倉里（トンチャリ）付近から発射された弾道ミサイルは、約10分後に発射場所から約1,600㎞離れた沖縄県先島諸島上空を通過）。

そのため、仮に北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、全国瞬時警報システム（Jアラート）※1を使用し、緊急情報を伝達します。

Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メール（機種により、設定が必要です）が配信されます。

※1．弾道ミサイル情報、津波警報、緊急地震速報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を国（消防庁を経由）から送信し、市町村防災行政無線（同報系）等を自動起動することにより、国から住民まで緊急情報を瞬時に伝達するシステム

【メッセージの内容（状況に応じ、変更する可能性があります）】

〈日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合〉

①ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

●時●分頃、北朝鮮●岸からミサイルが●●地方の方向に発射された模様です。建物の中または地下に避難してください。続報が入り次第、お知らせします。
②直ちに避難することの呼びかけ

先程北朝鮮から発射されたミサイルが、●時●分頃、●●地方に落下する可能性があります。添付の地域においては、直ちに建物の中又は地下に避難して下さい。続報が入り次第、お知らせします。
③落下推定情報（日本の領土・領海に落下）

先程北朝鮮から発射されたミサイルが、●時●分頃、●●地方に落下した可能性があります。続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。

〈日本の領土・領海の上空を通過した場合〉

①ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

●時●分頃、北朝鮮●岸からミサイルが●●地方の方向に発射された模様です。建物の中または地下に避難してください。続報が入り次第、お知らせします。
②通過情報

先程北朝鮮から発射されたミサイルは、●時●分頃、●●地方から●●へ通過した模様です。なお、ミサイルの破壊措置の実施は無し。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察、消防又は海上保安庁に連絡して下さい。続報が入り次第、お知らせします。

〈日本の領海外の海域に落下した場合〉

①ミサイル発射情報・避難の呼びかけ

●時●分頃、北朝鮮●岸からミサイルが●●地方の方向に発射された模様です。建物の中または地下に避難してください。続報が入り次第、お知らせします。
②落下推定情報（日本の領海外の海域に落下）

先程北朝鮮から発射されたミサイルは、●時●分頃、●●海に落下した模様です。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察、消防または海上保安庁に連絡してください。続報が入り次第、お知らせします。

【屋外にいる場合】

・近くの建物（できればコンクリート造り等頑丈な建物）の中または地下（地下街や地下駅舎などの地下施設）に避難してください。
・近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください。

【屋内にいる場合】

・できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

問い合わせ: 総務課　防災グループ
電話：0145-27-2322
開庁時間：8時30分～17時30分(土曜・日曜・祝日および12月30日～1月4日は除く)